愛媛航空が創業以来大切にしてきたのは、「SHARE HAPPINESS（しあわせを分かち合う）」という気持ちです。「誰もが仕事を楽しみ、達成感をともに喜び合う」気持ちです。振り返ると、愛媛航空で働くことは私にとって運命だったのかもしれません。子供の頃、飛行機好きの父親と一緒に、セスナ機で旅行をするのが好きでした。安全なフライトを支える操縦士、整備士、そして運航管理担当者の緊張感あふれる仕事ぶりを見ることはとても幸せで、チームの絆が強いことを子供ながらに感じました。この絆がもたらす「安心・安全」を、愛媛航空のサービスを通じて愛媛そして日本中の人々にお届けするのが、今では私の使命となり、喜びとなっています。

創業時に掲げた「人のために」そして「SHARE HAPPINESS（しあわせを分かち合う）」という目標は、現在の愛媛航空の約束へとして進化しました。事業を通じてあらゆる課題を解決し、プライベートも充実する、つまり「しあわせの好循環」です。私は、人の幸せに貢献することが、自分自身の幸せにもつながると考えています。日本の人々に「安心・安全」を届けることで、私たちも喜びを感じ、自分たちの仕事に誇りを持つことができます。

昨今の、変化が非常に激しく予測が難しい事業環境下においては、私たちの日々の姿勢である「熱意」がますます重要になっています。「コンプライアンス」と「トランスペアレンシー」はもちろんのこと、誠実に一生懸命に仕事をし続けます。この姿勢には、経営層だけではなく、愛媛航空で活躍する全ての社員から自発的に生まれてきた思いや、皆さまの期待に応えていくという決意が込められています。
愛媛航空は、卓越した人財、技術力でサステナビリティを経営の根幹に据え、長期のありたい姿を定め、経営のリーダーシップで「挑戦」を掲げ、会社のあるべき姿へと堅実に進化させていきます。人財・技術・顧客・組織の４つの無形資産の価値を高めることで、事業を通じたイノベーションを創出し、トコトン本気で「SHARE HAPPINESS（しあわせを分かち合う）」を追求していきます。

私たちを取り巻く環境は時に厳しいですが、私を含め愛媛航空の社員一人ひとりの心の底から生まれる「熱意」を共有していただける皆さまの共感を原動力に、「ありたい姿」実現に向けて取り組みを磨き続け、これまで以上に強く、たくましく成長していけると信じています。そして未来を担う皆さんとともに、アドバンスト・エア・モビリティ（ＡＡＭ）を現実のものとすべく、愛媛県における「空の移動革命」実現に向けた推進ネットワークにも積極的に参画し、“空飛ぶクルマ”の商用運航という大きな夢に向かって走り続けます。
私は、皆さまに「しあわせの好循環」を届けるため、強い決意をもってたゆまぬ努力をしていく所存でございます。今後とも皆さまのご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。